【パンプアップの仕組み】
筋トレをした後はなんだか体が一回り大きくなって見える。
トレーニング後に自分の体を鏡にさらしてそう思ったことのある方も
多いのではないでしょうか。これを「パンプアップ」といいます。
用語としてはよく使われます。
トレーニングをすると、乳酸やアデノシン、ATPの分解産物など、
いろいろな代謝産物が筋肉に溜まっていきます。それによって、
筋繊維周囲の溶液の濃度が高まります。濃度が高くなれば
低くなろうとするのが正常な動きです。そこで、血液から血漿(けっしょう)の
成分が筋肉の方に流れてでてきて、濃度を下げてやろうという働きが起こります。
それで、筋肉が水ぶくれをしてくるわけです。
トレーニング後10分くらいは筋肉が腫れているような感じがするのは
そのわけなんですね。これがパンプアップの仕組みです。