2011年3月3日木曜日

_●●超一流 筋肉が硬くなる原因

超一流のボディメーキング術 2011/03/03

【筋肉が硬くなる原因】


筋肉の硬さにはさまざまな要素が関連していますが、

一つ目は、速筋繊維は硬くて遅筋繊維はやわらかいという事実です。

これはミクロな話ですが、マラソンランナーは遅筋繊維が多いから

ちょっと体が硬くて、スプリンターは体が柔らかいという傾向が

あります。


遅筋繊維は、重力にさからって姿勢や動きを維持することが

主たる仕事ですので、硬いほうがいいのです。

やわらかいと姿勢をとることが難しくなります。

だから構造的に細胞の中の骨格が多く、硬くなります。


しかし、だからといって、スプリンターの人全員が体が柔らかいのかと

いったら否です。彼らの中にも体が硬い人が存在します。

それは、筋肉の緊張レベルが高いからです。

筋肉の緊張を取り除くためには、ストレッチが有効です。

即効的に柔軟性が出てきます。


また、無理なトレーニングによって筋繊維自体が硬くなってしまうことも

あります。筋肉痛が取れないのにハードにトレーニングをして筋肉の損傷を

繰り返すと、筋肉中の結合組織であるコラーゲンが増えてしまいます。

トレーニングにより筋繊維が死んでしまうと、そこに新たな筋繊維ができて

くるのですが、それよりも手っ取り早く補修しようとして結合組織が

増殖し、繊維化してしまうのです。そうすると筋肉全体が硬くなってきます。

この場合もストレッチやマッサージなどで筋肉をケアすることが肝要です。


激しいトレーニングをして筋肉痛が残っているのに、ガンガントレーニングを

繰り返すと、どんどんコラーゲンが増えてくる可能性がありますので

お気をつけ下さい。