【筋肉痛が起こる理由】
筋肉痛は、時間帯によって2つに分けられます。
一つは、トレーニング後すぐに起こるもの。
これを「即発性筋肉痛」といいます。
即発性筋肉痛には筋膜の断裂によって引き起こされる場合と、
疲労物質が溜まることなどによって起こるものがありますが、
多くは、後者です。疲労物質とは、乳酸と一緒につくられる水素イオンで、
水素イオンによって、筋肉が過度に酸性に傾くと、
体がが「痛かったり」「だるかったり」「重かったり」します。
筋肉痛の二つ目は、トレーニングの翌日や翌々日に起こる「遅発性筋肉痛」です。
これが一般に、私たちが筋肉痛と呼んでいるものです。
トレーニングによって筋細胞の中にミクロの傷ができ、炎症が起きると、
外傷や毒素などで活性化するヒスタミンがつくられます。
ヒスタミンの中には痛みや痒みを引き起こす物質があるので、
炎症とともに筋肉が腫れ、熱っぽくなったり、力を入れると痛くなったり
という状態になるわけです。