【炭水化物の消化・吸収スピードを考慮に入れる】
筋肉を維持して効率的にダイエットを行いたいなら、
摂取する炭水化物の種類にも気をつけたほうがいいです。
1日の大半の時間帯は、消化・吸収に時間のかかる炭水化物を
摂取することが望ましいです。消化・吸収に時間がかかる炭水化物を
摂った場合には、運動中のエネルギーが高まり、
疲労が抑えられるだけでなく、運動中の脂肪の燃焼量が増え、
1日を通して空腹感が軽減できることが示されています。
ただし、トレーニング後は例外です。
消化・吸収の早い炭水化物を摂るべきです。
理由は、同化ホルモンのインスリンの急増を引き起こすことによって、
炭水化物が筋肉細胞に取り込まれ、グリコーゲンとして貯蔵され、
次のトレーニングで使うことができるからです。
一般的に、健康な生活を送るためには、インスリンの変動は
避けたほうがいいのですが、トレーニング後は例外で、
インスリンの急増が望ましいです。
消化・吸収の遅い炭水化物は、
豆、果物、さつまいも、野菜類、全粒穀類、オートミールが
代表的です。
消化・吸収の早い炭水化物は、
精白小麦、スポーツドリンク、ベーグルなどです。